シェアする




【オカメインコの雛の挿し餌】パウダーフードvs粟玉手作りご飯!粟玉だけで育てられた雛の末路とは?

オカメインコのヒナの飼育容器と保温

挿し餌はパウダーフードがベスト!粟玉を手作りできるのなら粟玉ごはんもあり!?

オカメインコの雛の挿し餌

雛の生存率が上がったのはパウダーフードの恩恵

雛の挿し餌で最も便利で安心・安全なのは 市販のパウダーフードを使うことです。

昔は雛育てには粟玉のご飯をあげるのが定番でしたが、昨今は優秀なパウダーフードがたくさん登場していて、それがメインで利用されています。

雛時代の栄養状態は、その子の一生涯の健康に関わる大事ですので、内容も栄養バランスも過不足がないパウダーフードにすべきです。

雛鳥の生存率がグーンとアップしたのも、パウダーフードの普及によるものですから、これは絶対です。
 

パウダーフードは超簡単だけど 粟玉ごはんの手作りはこんなに手間がかかる!

パウダーフードは栄養的にも優れているのはもちろんですが、飼い主さんも作る手間が簡単だというメリットがあります。

粟玉で雛のご飯を手抜きをしないできちんと作るとなると、本当に大変なんですよ。

市販の粟玉は「粟玉」といっても卵の成分はかなり薄いですよね。だから本格的に粟玉のご飯を与えている人は、粟玉自体を自分で手作りするところからやってます。

手作り粟玉は 剥き粟に卵黄を混ぜて乾燥させて冷蔵保存して作ります。私も以前にやったことがあるのですが大変でしたよ、手間も保存スペースも。ここには添加物や保存料が入っていないので安心して食べさせられますが、概ね2~3週間くらいの日持ちなので、できるだけ早く使い切ることが原則です。

手作り粟玉ではなく 市販の卵黄粉を粟玉ごはんに使うのもありでしょう、鮮度や賞味期限や添加物などが気にならないなら。 

手抜きナシの粟玉ごはんは 基本的に手作り粟玉に青菜やボレー粉などを入れてすり鉢でゴリゴリやって作ります。それを楽しんでやれる人はいいですが、普通はそこまではちょっと難しいですよね?

さらに、どんなに飼い主ががんばって手作りごはんを作ったとしても、パウダーフードほどの計算し尽くされた栄養バランスを再現するのはまず無理です。

そう考えるとやはり挿し餌の選択肢はパウダーフード一択でしょう。

巷には 粟玉のご飯に栄養剤を混ぜただけの超簡単手ぬき挿し餌を食べさせている人もいます。

想像するだけでも味気ないですよね…まるでインスタントラーメン食べながら、サプリメントをがぶ飲みしているみたいじゃないですか!?

しかし実はうちもこの方法を余儀なくされたことが一度ありまして(これについては後述します)
 

パウダーフードからペレットへの切り替えは簡単

もし飼い主さんが一人餌訓練からペレットを食べさせようと思っているなら、パウダーフードの味に慣らしておいたほうがいいし、後々楽ですよ。パウダーフードもペレットも、おそらく食べたら同じような味だと思うので。

雛鳥が粟玉ご飯で育つとシード好きになる可能性もあります。それでなくてももしも鳥に「シードとペレット、どっちがいい?」と聞いたら ほぼ100%が「シードにして!」と言いますよ(笑)

やっぱりペレットは味も単一で、食べる楽しみがなくて、味気ないことは否めないものです。

それほど鳥にとってシードは自然な食べ物であると同時に シード自体がおいしいんですよね、色んな味わいがありますし、皮を剥く楽しみもあります。

ペレット食の子でも、おやつで粟穂をもらってる子は、粟穂大好物でしょ?そんなもんです。鳥はみんなシード好き。

シードにはなんといっても「食べる楽しみ」があります。食べる楽しみは生きる喜びに通じています。だからといって「シードがおすすめ!」というわけではないですけれどね。

オカメインコの餌はシードとペレットおすすめはどっち問題!   シード(種子) 市販のシードには皮付き・皮むきの2タ...

 

一人餌後のごはんはシードであれペレットであれ 飼い主さんの考え方と裁量次第ですが、雛育ての挿し餌はパウダーフード一択で間違いありません。

パウダーフードはお迎え当初は元いたところと同じものを与えたほうがいいですが、慣れてきたら別のものに変えても大丈夫です。

市販されている有名メーカーのものであれば、どれを選んでもOKです。

 

  
 

粟玉だけで育った雛の末路は!?お迎えした雛が粟玉で育てられている場合の対処法

オカメインコの雛の挿し餌

今どき 粟玉だけで挿し餌してるペットショップもある

お迎えした雛にはできるだけストレスを与えないようにする配慮が必要です。なので与える餌も、しばらくは元いたところと同じものから始めましょう。

元いた所がすぐに入手できるメジャーなパウダーフードを使っているのであれば問題はありませんが、お店によっては粟玉のごはんを食べさせているところもあるんです。

特に昔からやってる小鳥屋さんとかで店主が年輩の人だと、パウダーフードの知識を持っていても お店で売ってる雛には粟玉100%のごはんしか使わないという場合もあるんですよ。

これ、筆者の実体験です。数年前の話ですが。ぶっちゃけ「今どき、粟玉だけのごはんかよ!?」と目を疑いましたw

必要経費(飼育コスト)を抑えたいのか、「自分の鳥じゃないし~」と思っているのか「オカメ雛ならすぐに売れてしまうからこれでいいや」と思っているのか 定かではありませんが、そんな「あ゛~!ダメじゃん!?」という状況に遭遇しました。

その鳥がそのまま成長できたとしても 市販の粟玉100%の挿し餌では いずれ体調を崩すか 栄養失調が原因で病気になってしまう可能性が高いですよ。
 

食滞に注意しながら挿し餌にパウダーフードを混ぜていく

そういう挿し餌で育ってきた子をお迎えした場合は、環境になじむまではそのままの餌でもやむなし…ですが、頃あいを見計らって少しずつ粟玉にパウダーフードを混ぜて、パウダーフードの味になじませていく必要があります。

少しずつというのがミソです、オカメインコは食べ物に保守的な傾向が強い子も多いので、ちょっとずつちょっとずつ様子を見ながらパウダーの比率を増やしていきます。

パウダーフードと粟玉のミックスごはんは両者が消化する時間に差があるため、食滞になりやすいという説もありますが、粟玉100%では今後の成長に不安がありますので、雛の様子に注意しながら パウダーフードに切り替えていった方がいいでしょう。

うちでお迎えした粟玉だけの挿し餌を食べていた子は 鳥の病院の先生に相談して液体タイプの栄養剤を出してもらって 毎回の挿し餌に数滴入れて食べさせました。

ネクトンを混ぜてもいいのかな?と考えたのですが、雛鳥ですし 今後何かあったら困るなと思い、獣医に相談しました。

ほどなく挿し餌を卒業したのでその挿し餌を食べていた期間は2週間くらいでしたね。その後も特に問題は起こらなかったですが、今思い出しても「なんだかなあ…」と思いますねぇ。

挿し餌はその子の健康だけでなく、それに伴う一生を左右するほど由々しき問題ですよ、マジで。
 

ビタミンやミネラルの欠乏症を甘くみないで!命の危険もあり得るから

オカメインコ雛の中には粟玉100%の挿し餌で育てられている子もいるかもしれませんね。

粟玉ごはんだけで育った雛の末路はビタミンB1欠乏症の発症です。人間もビタミンB1が欠乏すると脚気(かっけ)になりますよね、鳥も一緒です。

江戸から明治時代にかけて、日本でも脚気でずいぶん亡くなった人がいて、そういえばそういうシーンがドラマの「仁」にも出てきたな…人だって死ぬんですよ、鳥だって同じ。

飼い主さんは「うちの子が足を痛めた」と言って鳥の病院に駆け込むケースが結構あるらしく、診察したらそれは事故ではなくて栄養障害から来ていたということが往々にしてあるのです。

ビタミンB1の欠乏症で鳥の足が麻痺したり、翼も垂れ下がってきたり、食欲が落ちて食べなくなったり、ひどくなると中枢神経がやられて死んでしまいますが、早めに病院でビタミンB1注射をすれば 手遅れでなければ回復に向かうこともあります。注射なので効く時は即効です。

ミネラルが足りない場合は足が開いた状態・・・ペローシス(腱はずれ)が出たりします。ペローシスは先天的な問題も多いですが、栄養不足でも起こります。

このように栄養不足は怖いですよ。生死に関わる大事ですから 粟玉だけのごはんは危険です。今はすぐれたパウダーフードが手に入る時代なのですから、これを使わない選択肢はないですよ。

オカメインコに限らず、雛の挿し餌にはきちんとしたパウダーフードを与えてくださいね。

 
 
スポンサーリンク