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オカメインコがなつきすぎ!雛から育てるベタ慣れインコ養成講座初級編

オカメインコは気が小さくて
臆病な性格をしていますが、

一度人との信頼関係が築けると
「なつきすぎ!」と思うくらい
ベタベタになつく鳥です。

その信頼関係を築くためには
少しずつ段階を踏んでいくことと
あわてずに時間をかける意識が必要です。

オカメインコがなつきすぎ!雛から育てるベタ慣れインコ養成講座初級編

オカメインコがなつきすぎ

そもそもオカメインコはたいへん賢いので
ヒトが自分の仲間であるという認識を持てば

他の人ともフレンドリーな関係を
保てる子が多いです。

よくなついた手のりにするためには
雛のうちから人の手で挿し餌をして
育て上げますが

これは飼い主本人が「自分の手で」
挿し餌をして育てなくてはいけない
…ということではありません。

オカメインコがなつきすぎ

「育ての親」がペットショップ店員であろうが
ブリーダーであろうが

「人の手」で愛情をこめて大切に育てられた雛は、

その後に飼い主が別の人に変わることがあろうが
挿し餌を卒業して育った中雛以上の鳥であろうが

ベタ慣れオカメインコになる確率が高いです。

オカメインコがべたなれになるかどうかは
個体差だけで決まるわけではありません。

「三つ子の魂百まで」といいますが、

オカメインコなら生後1~1カ月半くらい…
だいたい初飛行する頃までの
「育ての親」の影響を強く受けていると思います。

この点は、自分の繁殖経験を鑑みても
間違いないとの確信を私は持っています。

さらに次の飼い主が雛に接するときの
「態度」や「気の長さ」「飼育知識」にも
べたなれの度合いはかなり左右されるでしょう。




ベタなれオカメインコは作れる!かけひき上手で空気を読む雛を誘導する

オカメインコがなつきすぎ

べたなれオカメインコにする基本は
雛から挿し餌で育て上げることです。

鳥類は初めて見た相手を親鳥と認識します。
いわゆる「刷り込み」ですね。

雛の時から世話をすることで
親鳥と同じような距離感で
接してくれるようになります。

オカメインコがなつきすぎ

羽毛が生えそろわない小さな雛は
3~4時間ごとに給餌する必要がありますが、

繰り返し人の手に接することで
べた慣れになる確率が上がります。

初対面の雛鳥は
ほとんどの個体が手を警戒しますが、

挿し餌のときに触れ合うことで
自然に警戒心を解いていきます。

飼い主からの挿し餌を受け入れた雛の
警戒心が解ければ

ヒトの手を「ご飯をくれる好きなもの」
…と思ってもらえます。

オカメインコがなつきすぎ

我が家生まれのオカメインコ雛たちは
生後2~3週目ほどで
親元から離して挿し餌を始めますが、

親から離されると
ものすごい威嚇をしてきます。

体を小刻みに左右に揺らして
シャーッ…と強烈に怒られるんですが…

それでも挿し餌は
きっちりと食べるんですよねえ
ガツガツとね(笑)

一度挿し餌をすると
次はもう威嚇することはなくて

お腹がいっぱいになって満足すると
「この人は自分の世話をする下僕だ」
…と理解するらしく

目に浮かべていた警戒の光が消えるのが
ひと目でわかります。

順調に生育している雛鳥は
みんなそんな感じなので、
べた慣れオカメの作り方は
超簡単なんです。




ベタなれオカメインコとの関係を維持していくにはコツがある

オカメインコがなつきすぎ
べたなれオカメインコは作れる!
…と書きましたが

その蜜月状態をずーっと長いこと
キープしていくのは難しい。

インコの一歩先を行く配慮と努力が
求められます。

それは鳥の心の機微や
インコのきもちを敏感に捉えること。

インコの思いを裏切らない心遣い。
…という感じでしょうか。

一度べたなれの手のりになっても
成鳥になってから
遊んであげることがなくなると

一応なついてはいるし
大切な家族との認識もあるものの

手には乗らない状態になることが
少なくありません。

いわゆる「手乗りくずれ」です。

オカメインコがなつきすぎ

ちやほやかわいがるのが
雛のうちだけで、

だんだんかまわなくなってくれば
当然 手のり崩れになる確率は高まります。

毎日顔を見たり声をかけたり
コンスタントにお世話をしていても、

「手に乗る」行為から離れていると
ヒトの手を怖がるようになります。

元々が手乗りインコなので
荒鳥のような警戒心マックスにはなりません。

ですが、人の肩や頭の上には乗れるけど
手は怖くて乗れない…

そういうケースが多いです。

オカメインコがなつきすぎ

オカメインコを手乗りくずれにしないためには
定期的な放鳥とふれあいを欠かさないこと。

しかしそれも飼い主の都合によって
日によって接し方が変わるのはダメです。

いつも同じ時間に、
いつも変わらぬ態度で接する
これが理想です。

忙しい現代人がこのように
立ち回るのは難しいですが

鳥たちは「いつも同じ」を求めています。

オカメインコがなつきすぎ

オカメインコやセキセイインコのように
大きな「群れ」で暮らす習性の鳥たちは

物理的にも心理的にも
「いつも近くにいること」を求めます。

いつも声が届くところにいて
相手の行動を観察・把握しながら
生活しています。

インコとってはそれが当たり前なので
自分に対して「無関心」になられるのは
非常につらいことです。

オカメインコはとても賢い鳥なので
成長と共にコミュニケーションスキルを
どんどん上げていくため

飼い主もそれに応えるべく
インコの心理を読み解く努力が必要です。

そのためには「声を掛ける」「ほめる」
「ふれあう」などの「当たり前」を

毎日意識すること
欠かさないことが大切です。




「手を怖い」と思わせないための帰宅トレーニングのすすめ

オカメインコがなつきすぎ

放鳥すると
鳥がなかなかケージに戻ってくれない
戻りたがらなくて逃げる

…などの困った経験がある方は
多いのではないでしょうか。

飼い主の言う通りにならない時に
鳥を追い回したり

無理やり掴んでケージに戻す
…を繰り返すことは

互いの信頼関係にひびが入る原因にもなります。

人間の事情が最優先なのはごもっとも

ですが…
「信頼関係にひびを入れる行為をしている」
そんな自覚がないままに

インコを怖がらせたり
不信感を与えている人が多いです。

オカメインコがなつきすぎ

鳥に対しても
犬や猫と同じように
最低限のルールを守らせるために
「しつけ」が必要です。

しつけは「頭でわからせる」ではなくて、
条件反射を利用するトレーニングにすれば
鳥にストレスをかけなくてすみます。

ケージの中にお気に入りのおもちゃを入れて
誘導するとか

ケージに戻ったら特別なおやつを出す
条件付けをするとか

ご飯の音でケージに入れるように誘導するとか

お腹を空かせるタイミングを見計らって
ベストな時間帯に放鳥する

…など、ごくごく自然な形で、
さらにインコに圧力をかけない工夫が必要です。

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オカメインコがなつきすぎ

オカメインコは臆病で神経質だからこそ
べたなれの度合いの個体差が大きいです。

そのため、その子に合った接し方を
常に飼い主が模索しながら
工夫していくことが大切です。

その基本が
「手は怖くないもの」
「大好きなもの」
「安心するもの」
…と覚えてもらう
こと。

これらがオカメインコを
べた慣れにさせる戦略の中で

もっとも大切で
最初に取り組むべきポイントです。

オカメインコは賢くて感情豊かな鳥、
しかもそれぞれに個性がありますが、

インコあるあるについても
基本事項を把握しておくと
インコの心理を理解しやすいです。

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